今回は、立命館大学 国際関係学部に総合型選抜で合格したりおなさんに、受験までの過程や、総合型選抜のリアルについてお話を聞きました。
国際協力への関心、My Story Projectでの自己分析、小論文対策への向き合い方——。
「総合型選抜って実際どうなの?」という疑問に、実体験をもとにインタビューに答えていただきました。
実績がないと無理だと思っていた
―― そもそも、総合型選抜を受けようと思ったのはいつ頃だったんですか?
高校2年生の夏頃には、外部活動をしている中で「総合型選抜」っていう言葉はよく聞いていました。でも、本格的に対策を始めたのは高校3年生の4月頃です。
―― 元々、一般選抜ではなく総合型を考えていたんですか?
最初は全日制高校に通っていて、その時は一般選抜しか考えていませんでした。でも通信制高校に転校して、外部活動をする時間が増えてから、「こういう経験も受験に活かせるんだ」と知って、総合型選抜を意識するようになりました。
一般受験の勉強をするよりも、活動を続けながら自分の関心を深めていく方が、自分には合っている気がしたんです。
―― 総合型選抜に対して、最初はどんなイメージを持っていましたか?
「総合型選抜って、すごい実績がある人が受かるもの」というイメージが強かったです。全国大会とか、大きな研究実績とか、そういうものが必要なんじゃないかと思っていました。だから最初は、「自分じゃ無理なんじゃないか」って不安でした。
でも、実際に対策を始めてからは、「大学とのマッチングが大事なんだ」と感じるようになりました。
実績の大きさよりも、「自分が何を考えてきたか」とか、「なぜこの大学で学びたいのか」を、どれだけ深く言葉にできるかが大切なんだと思いました。
カンボジアでの経験が、探究テーマにつながった
―― 立命館大学 国際関係学部を志望した理由を教えてください。
私はずっと国際協力に興味がありました。
高校時代にカンボジアへ行った時、水上生活をしている方々と出会ったんです。その時に、目の前の苦しさって、個人だけの問題じゃなくて、歴史や制度、社会構造の中で生まれている部分もあるんだと感じました。
そこから、「構造的な課題を理解したい」「国際関係学を学びたい」と思うようになりました。
―― なるほど。単純に“支援したい”だけではなく、「なぜその問題が起きているのか」を考えたいと思ったんですね。
そうですね。そこをもっと学びたいと思いました。
MSPで「なぜ惹かれるのか」を言葉にできた
―― My Story Project(NPO法人Grow & Leapの自分らしいキャリアデザインを描く、半年間の伴走型プロジェクト)での経験は、受験にもつながっていましたか?
かなり大きかったです。私は元々、「国際協力が気になる」「興味がある」という感覚はあったんですけど、「なぜ自分はそこに惹かれるのか」がうまく言語化できていませんでした。
でもMSPで自己分析をしていく中で、少しずつ整理できるようになったんです。直接志望理由書に書いたわけではないんですけど、自分の中ではすごく大事な土台になっていました。
「悩み抜いたこと」が受験を支えてくれた
―― 受験期間中、大事にしていたことはありますか?
本当に「悩み抜くこと」です。
そもそも大学に行くかどうか、何を学びたいのか、自分は何をしたいのか……ずっと悩んでいました。
でも、その時間があったからこそ、「自分はこの進路でいいんだ」と納得できた感覚がありました。受験中、苦しくなることもありましたけど、その納得感が支えになっていたと思います。
―― 二次試験の小論文対策はどうでしたか?
すごく不安でした(笑)。本当にこの対策で合ってるのかなって、試験が終わるまでずっと不安でした。
でも、1本1本を丁寧に書くことだけは最後まで意識していました。移民問題や世界経済など、国際関係学部に関わるテーマを調べながら書いていくのは大変だったけど、楽しかったです。知らないことを学びながら、「もっと知りたい」と思えたので、「この学部に行きたい」という気持ちもどんどん強くなっていきました。
「人生単位で、総合型を選んでよかった」
―― 最後に、総合型選抜を考えている人へメッセージをお願いします。
私は、本当に総合型選抜を選んでよかったと思っています。
学力だけじゃなくて、一人ひとりの思いや個性を活かせる入試だと思うし、自分のことも、大学のことも、すごく深く考える時間になりました。苦しい時もあったけど、すごく楽しかったです。
「大学でこれを学びたい」という思いがある人には、ぜひ挑戦してほしいなと思います。
おわりに
総合型選抜は、「特別な実績を持った人だけの受験」ではありません。
活動実績の大きさだけではなく、自分の経験をどう捉え、何を感じ、これからどのように学びたいのか。その思考の積み重ねが、志望理由書や小論文、そして受験そのものにつながっていきます。
また、My Story Projectで行ってきた自己分析や探究の経験も、「なぜ自分はそのテーマに惹かれるのか」を整理する土台になっていました。
総合型選抜は、単なる“受験テクニック”ではなく、自分自身の人生や関心と向き合うプロセスでもあります。だからこそ、「大学でこれを学びたい」という思いがある人にとっては、受験そのものが大きな学びになるのかもしれません。
ココラボでは、志望理由書や小論文の対策だけでなく、一人ひとりが自分自身の関心や未来を言葉にしていくプロセスを大切にしながら、総合型選抜のサポートを行っています。
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