「自分にしかない掛け算」を見つけること|慶應義塾大学SFC 合格者インタビュー

今回は、慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部(SFC)の総合型選抜に合格したももさんに、受験までのプロセスや、総合型選抜で感じたことについてお話を伺いました。

今回は、
・なぜSFCを目指したのか
・総合型選抜のリアル
・志願理由書・面接で意識したこと
・実際に入学して感じていること
などを、かなり率直に語っていただきました。


「SFC向いてるんじゃない?」が始まりだった

高校2年生くらいから、なんとなく進路については考え始めていました。でも、総合型選抜を具体的に意識したきっかけは、母の幼馴染のお子さんが慶應義塾大学に通っていて、その方から「ももちゃんSFC向いてるんじゃない?」と言われたことでした。
そこから「SFCってなんだろう?」と調べ始めて、総合型選抜という受験方法をちゃんと考えるようになりました。

全然詳しく知らなかったです。高校2年生で初めてちゃんと調べて、「こういう受験方法があるんだ」と知りました。

「活動を活かせる受験がしたい」と思った

私は、高校時代にナゴヤイノベーターズガレージでアンバサダー活動をしていたり、校外イベントに参加したり、勉強以外にもいろんな活動をしていました。だから、「そういう経験を活かせる受験方法がいいな」と思ったのが大きかったです。
あと、私は美術科の高校に通っていたので、周りは美大や芸大を目指す子が多かったんです。でも、自分が本当にやりたいことを考えた時に、「やっぱりSFCが一番合っているな」と思って挑戦することにしました。

ありました。でも、自分のやりたいことにちゃんと向き合って考えた結果だったので、「これで行こう」と思えました。

総合型選抜は、早く始まる

私の場合、高校2年生の秋冬くらいから本格的に準備を始めていました。
一次審査は高校3年生の夏頃で、そこまではひたすら志願理由書や提出資料を作っていました。二次審査の面接は秋頃だったので、出願が終わった瞬間からは面接対策をしていました。

そうですね。私は総合型選抜一本だったので、慶應以外にも5校くらい併願していました。それぞれ大学ごとに理念やカラーが違うので、全部に合わせて志願理由書を書くのは本当に大変でした。また、小論文や英検対策も並行してやっていました。

「自分にしかない掛け算」が大事

「なぜあなたがそれをやる必要があるのか」がちゃんと伝わる人かなと思います。
後付けっぽくなくて、「この人だからこのテーマなんだな」と感じられる人。「自分にしかできないことなんてない」と思うかもしれないけど、小さな特徴や経験の掛け算で、その人だけのものになると思うんです。

まず、「どの先生から学びたいか」を明確にすることが大事だと思いました。その先生がどんな授業をしていて、どんな研究をしているのかを調べて、自分のやりたいこととどうリンクするのかを考えていくと、だんだん方向性が見えてくる感じがありました。
あと、最初の一文はすごく大事だと思っていました。「この続きを読みたい」と思ってもらえるかどうかって、最初でかなり決まる気がして。

めちゃくちゃ書き直しました(笑)。
大きく構成を変えたのだけでも10回くらい、小さい修正まで含めると本当に数えきれないです。「毎日最新版」みたいな感覚でした。

自己推薦書は、完全オリジナル

そうですね。私は美術科出身だったので、「デザイン性」はかなり大事にしました。
いわゆる“受験っぽいデザイン”ではなくて、完全オリジナルで作りました。当時ちょうど映画の『バービー』にハマっていたので、水色とピンクを基調にして、自分を人形みたいに配置して、自分の特性を書いたりしていました。

とにかく細部までこだわりました。文章だけじゃなくて、写真やレイアウトでも自分を表現できる場なので、「自分らしさ」が伝わるように意識していました。

面接は「自分のフィールド」に持っていく

まず、最初の3秒が大事だと思っていました。笑顔で入室して、先生全員の目を見て挨拶しました。
質問としては、
・なぜ作品制作をしているのか
・入学後どんなことを学びたいか
・関心のある社会問題は何か
などを聞かれました。あと、「質問に答えるだけ」で終わらず、自分が話したいテーマに自然につなげていくことはかなり意識していました。

そうです。やっぱり、どれだけ熱意を持ってやっているかって、言葉だけじゃなくて、表情とか話し方にも出ると思うので。

「自分より頑張った人、そんなにいる?」と思っていた

私は結構、自信過剰タイプだったので(笑)。「自分みたいに、こんなこともやって、あんなこともやってきた人、そんなにいっぱいいるわけないじゃん」って思うようにしていました。
でも、それって根拠のない自信じゃなくて、「どれだけ自分が向き合ってきたか」から来るものだと思うんです。あと、入学後の自分のビジョンが見えているかどうかは、本当に大事だと思いました。

本当に入ってよかったと思っています。もちろんアクセスはかなり大変なんですけど(笑)。
でも、それ以上に、自分のやりたいことを実践できる環境があります。必修が少ないので、自分の興味関心に合わせて授業を組めるし、研究しやすい空間もたくさんあります。
学年をまたいで友達もできやすいし、「やりたいこと」に没頭できる空気があるのがSFCらしいなと思っています。


今回のインタビューで印象的だったのは、ももさんが何度も「自分にしかない掛け算」という言葉を語っていたことでした。

総合型選抜では、「すごい実績」が必要だと思われがちです。しかし実際には、
・なぜそのテーマに惹かれるのか
・なぜその大学で学びたいのか
・自分はこれから何をしたいのか
を、どれだけ深く考え、言葉にできるかが大切になります。

また、大学について徹底的に調べ、自分の未来を具体的に描いていくプロセスそのものが、自分自身の進路を形作っていきます。

総合型選抜は、“受験”であると同時に、“自分の人生を言葉にしていく時間”なのかもしれません。
ココラボでは、志願理由書や面接対策だけでなく、一人ひとりが「自分らしい探究テーマ」や「学びたい理由」を深めていくプロセスを大切にしながら、総合型選抜のサポートを行っています。

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