慶應義塾大学法学部、FIT入試が丸わかり!

慶應義塾大学法学部の総合型選抜「FIT入試」って聞いたことありますか?
今回は2025年度入試の募集要項を中心に「FIT入試」について詳しく解説していこうと思います!

FIT入試の概要と特徴

2024年度入試の募集要項から、FIT入試の大事なポイントをまとめてみます。

FIT入試は、この学生を「教えたい」という教員と、慶應法学部で「勉強したい」学生との間の良好な相性(fit)を実現するものであり、Fexible and Intelligent Thinking入試の頭文字(FIT)をとったもの。
そのため、偏差値にとらわれない人物本位の選抜方法であると同時に、何か一芸に優れているだけでは合格できない仕組みにもなっている。したがって、FIT入試で合格できる人は、高い学力と、法律学・政治学を学習するのにふさわしい素養がある者である。
グローバル化・情報化に向かって変化する21世紀において、多様性と開放性が重要だと考えている。そこで、A方式とB方式の2種類の入試制度を通して、異なった能力、異なった経験、異なった価値観を持つ優れた若者が入学し、交流することによって多くのことを学びとる場にしたい。
(2024年度入試の募集要項から一部抜粋して要約)

募集人数

法律学科A方式・B方式合計最大80
政治学科A方式・B方式合計最大80

募集人数において、主に押さえておくポイントは「2種類の選抜方式(A方式・B方式)があり、B方式は地域ブロックを採用していること」です。B方式は、地方の方が倍率が低くなることが多く、総合型選抜そのものの認知が低い関東圏以外の方は特におすすめです。

B方式の地域ブロックとは「日本全国を7つの地域ブロックに分けて、各ブロックから法律学科・政治学科それぞれ最大10名程度を合格者とする」制度。なお地域ブロックは、出身高校の所在地による区別。

Ⅰ 北海道・東北(北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)
Ⅱ 北関東・甲信越(茨城・栃木・群馬・新潟・山梨・長野)
Ⅲ 南関東(埼玉・千葉・東京・神奈川)
Ⅳ 北陸・東海(富山・石川・福井・岐阜・静岡・愛知・三重)
Ⅴ 近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)
Ⅵ 中国・四国(鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)
Ⅶ 九州・沖縄(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)

ちなみに、2024年度入試の倍率はこんな感じです。

学科・方式出願者数一次合格者数最終合格者数
法律学科A方式21468 (3.1倍)45 (1.4倍)
法律学科B方式142100 (1.4倍)63 (1.6倍)
政治学科A方式25868 (3.8倍)43 (1.6倍)
政治学科B方式178104 (1.7倍)62 (1.7倍)

*合格者数に記載している倍率は、一次・二次の各選考における倍率です。

出願資格

出願資格は、両学科同じですが、方式によって違いがあります(全て満たす必要があります)。

A方式(両学科同じ)・高校卒業済みもしくは卒業見込みの人!
・合格したら、慶應法に行く約束ができる人!
何らかの優れた実績のある人!
B方式(両学科同じ)・高校卒業済みもしくは卒業見込みの人!
・合格したら、慶應法に行く約束ができる人!
5教科と全体の評定平均が4.0以上の人!

A方式において必要な実績は、募集要項では「学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、次に例示するような優れた実績をあげた者」と記載され、以下の7つが例示されている。

(a)日本語以外のさまざまな外国語の学習に熱心に取り組み、かつその成果を検定試験などで証明できる者
(b)文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証明できる者
(c)学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し、そのことが何らかの形で証明できる者
(d)ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い、その実績が示せる者
(e)国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み、その実績を示せる者
(f)入試科目に限らない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを示せる者
(g)その他の分野で、自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明

出願資格において、主に押さえておくポイントは、2つです。

①入学確約(合格したら必ず入学する)があるため、他の大学との併願の際に注意が必要!
②法律学科と政治学科の併願はできないけど、出願資格を満たせば、A・B方式の2回チャンスがある!

B方式は数値化される学校の成績が直結しているので、基準がはっきりしていますが、A方式は多少曖昧なところがあります。「これ、該当するのかな…」と迷った場合や「自分は該当するものがない?」と困った場合は、自己判断せずにご相談ください!

出願書類

提出書類ミニ解説A方式B方式
志願確認票FIT入試のマイページにて、入学検定料の支払い完了後に
カラー印刷して準備しよう!
志願者調書自分の経歴の他に、人間性や将来設計に関して、
慶應法が大事にする4つの質問に答えるよ!
志望理由書将来設計やそのきっかけ、大学での学びなどを含めて
2000字以内で志望理由を表現しよう!
自己推薦書[Ⅰ]中学卒業以降の活動を一覧化するよ!
些細なことでも全然大丈夫!
×
自己推薦書[Ⅱ]2枚のA4用紙に書かれた枠の中に自分の魅力を表現するよ!
自己PRや志望理由を可視化して、かくことが多いね!
×
評価書学校の先生に依頼して作ってもらう書類。
きちんと趣旨を説明して、早めにお願いしておくことが重要!
×
調査書等高校での成績や出欠状況、卒業に関する証明書類!
これも学校の先生に早めに依頼しておこう!

一次試験はこれらの書類で審査されます。大学と学生とのマッチングをかなり重視しているので、出願書類は、他の大学と比較してもかなり多く、早めの準備が欠かせません。
大学が6月上旬頃に公開している募集要項のアドミッションポリシーをよく読みながら、自分の想いや魅力が大学側によく伝わるように準備しましょう。

二次試験

二次試験は、様々な大学の総合型選抜入試と比較しても、難易度はトップクラスです。
二次試験の内容は、A方式とB方式で大きく異なります。

A方式の二次試験内容

試験名時間内容
論述試験模擬講義(50分)
論述試験(45分)
50分の模擬講義を受けた後、それに関する論述試験が課される。
法や政治に関するテーマで、理解力・考察力・表現力等を評価される(両学科共通)
例)陰謀論と現代政治(2024年度入試)、SNS上の誹謗中傷と刑法(2023年度入試)
口頭試問自己紹介(2分)
質疑応答(15分)
2~3名の先生との面接。自己アピールを兼ねた自己紹介の後、
法学部の専門的なテーマについて、先生たちとディスカッションする。
例)2023年度入試は、臓器売買の是非(法律学科)、女性の政治進出(政治学科)

B方式の二次試験内容

試験名時間内容
総合考査各45分ⅠとⅡの2種類に分かれて、各45分で400字程度の小論文が課される。
Ⅰはグラフやデータ、条文などの読み取りで、論理的な思考力や考察力が必要。
Ⅱは創造力や発想力が必要なテーマが与えられて、自分なりの意見を表現する。
例)プーチンに対する各国世論の信頼感と不信感に関する約20年分のグラフの国際比較(Ⅰ)
  自分が地方県知事として県内から県立大学への進学者数を増やすための政策(Ⅱ)
面接試験約10分一般的な面接。
志望理由や自分自身について、出願書類以上に深く訊かれる。

二次試験は、法や政治の基礎知識や柔軟な発想力と即興力なども求められ、対策必須です。
*過去にはA方式でグループディスカッションが採用されていましたが、新型コロナウイルス対策の際に口頭試問に変更されました。今後再び変更される可能性はありますが、2025年度入試については引き続き口頭試問を実施すると発表されています。

受験スケジュール

出願期間出願登録:2024年8月1日~9月4日
書類郵送:2024年9月2日~9月4日
一次合格発表2024年9月17日 @インターネット
二次試験A方式:2024年9月21日 9:40~ @三田キャンパス
B方式:2024年9月22日 9:40~ @三田キャンパス
二次試験合格発表2024年11月1日 @インターネット
入学手続期間2024年11月28日~12月13日

FIT入試は、出願・一次合格発表・二次試験までの期間が非常に短いことが特徴です。
したがって、計画性が必要です。出願書類も多く、二次試験の難易度も高い試験ではありますが、早くから計画的に対策していけば、合格圏内に入る可能性は高いです。

オープンキャンパス

オープンキャンパス[講義編]学部説明と模擬講義など6/30(日)・7/7(日)@日吉キャンパス
オープンキャンパス[学生生活編]在学生との懇談会など8/1(木)・8/2(金)@三田キャンパス

オープンキャンパスなどにおいて、実際に大学に足を運ぶことは、モチベーションに繋がります。特に模擬講義などを受けたり、在学生と話したりしながら、大学入学後のイメージを膨らませられるといいですね。

最後に…

慶應義塾大学法学部のFIT入試は、出願書類が多いだけでなく、二次試験の難易度も非常に高い入試です。しかし、早くから計画的に対策して準備していけば、合格の可能性はぐんぐん高くなります。

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★参考ホームページ(募集要項は毎年6月上旬頃に発表されます)
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-law/

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