慶應義塾大学SFC、AO入試が丸わかり!

慶應義塾大学のSFCとは「湘南藤沢キャンパスキャンパス」の略で、総合政策学部と環境情報学部の総称です(「SFC」と表記されていたら、「総合政策学部と環境情報学部の両方」を意味します!)。この2つの学部は、求める学生やカリキュラムの一部が異なるものの、入試制度や大枠のカリキュラムは同じであり、学部の垣根を越えて切磋琢磨していくことも多いので、セットで扱われることが多いです。
今回は、2024年5月17日に公開された「2024夏秋AO」の募集要項を中心に整理していこうと思います。

SFCが求める学生

SFCの大きな魅力のひとつは「分野横断的な学び」です。総合政策学部に在籍していても環境情報学部の授業を受講することもできますし、環境情報学部に在籍していても総合政策学部のゼミに参加することもできます。
そんなSFCが求める人材について、今回は3つに絞って紹介します。

1)自ら問題を発見し、解決策を提案すること
SFCの入試では、自らの問題発見・解決が重要です。「問題を適切に発見できているか」「問題を構造的に理解しているか」「解決策は一定程度地に足ついた現実的なものか」といった視点で顧みるとよいです。また、熱意や想いも大切にしているため、自分がその問題に取り組む理由も大事です。

2)実践知を重視していること
実践知とは簡単に言えば「実際にやってみて分かること」です。つまり、自分の頭の中や机の上だけであれこれ考えるだけでなく、実際にやってみながら考えていることが必要です。だからといって、何か輝かしい実績や活動が必要なのではなく、実践知を重視しながらその問題と等身大に向き合っていることが大事です。

3)分野横断的な学びが自分に必要な理由が明確であること
社会に存在する問題にアプローチしていくためには、多様な分野を掛け合わせながら取り組むことが欠かせないことだとSFCは考えています。したがって、自分が捉えている問題の解決に対して、どのような学びが必要で、なぜ分野横断的な学びを求めているのか、明確にしておくことが大事です。

この他にも、半学半教(はんがくはんきょう)や自我作古(じがさっこ)、実学(じつがく)など、慶応義塾大学が基本理念としている内容も非常に重視している傾向があります。
慶應義塾大学の理念に関する詳細はこちらをご覧ください。

ちなみに、総合政策学部と環境情報学部では、大切にしていることは共通していますが、やはり評価のポイントは多少異なります。
総合政策学部は、政策的な視点が必要です。但し、これは行政の視点だけでなく、行政、民間、個人…多様なアクターの強みと弱みを理解し、総合的なアプローチを構想していくことが必要です。
環境情報学部は、より解決策の部分を評価する傾向があります。最先端のサイエンスやテクノロジー、デザインを適切に用いながら、具体的かつ合理的に取り組む実践とイメージが必要です。

募集人数

総合政策学部150名(冬AO、春AO、夏秋AO全体で)
環境情報学部150名(冬AO、春AO、夏秋AO全体で)

総合型選抜(AO入試)を日本で最も早く導入しただけあり、募集人数もトップクラスの多さを誇ります。2024年度の2023夏秋AOの倍率はこんな感じです。

学部出願者数最終合格者数
総合政策学部712121 (5.9倍)
環境情報学部582129 (4.5倍)

出願資格

出願資格は、以下の4つを満たしている必要があります(一部わかりやすく省略しています)。

1.高校卒業済みもしくは卒業見込みの人
2.SFCへの志望理由や入学後の構想が明確であり、第一志望とする人
3.SFCの学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲がある人
4.大学教育を受けるに十分な日本語能力もしくは英語能力がある人

出願資格からも見て取れますが、SFCは①志望理由や入学以降の構想がはっきりしている人、②その構想を実際に実現できる意欲のある人、③SFCの環境を最大限活用できる人を求めています。出願書類は、これを念頭に作成していくことが求められます。

ちなみに、総合政策学部と環境情報学部の併願はできませんが、「入学確約」ではないため、他大学他学部との併願は可能です。また、評定平均や英語資格などによる足切りはないため、誰にでもチャンスがあることも特徴です(対策は必須です)。

出願書類

出願書類は、非常にたくさんあります。総合政策学部と環境情報学部での違いはありません。

応募試験基本情報希望の学部や入学時期、試験に使う言語等を選択。
志願者の履歴履歴について記入。顔写真データのアップロードも必要!
志願者評価推薦書ではなく客観的な評価書として、2名の方に書いてもらう書類。
1000字以内で志願者の学力・人柄についての意見が求められるなど、
時間もコストも必要なので、前もって丁寧にお願いしよう!
活動報告出願資格自己評価として、A~Fの出願要件より1・2個選んで、その理由を200字以内で表現。
その他にも、活動記録、団体活動歴、競技・コンクール参加歴、資格なども記録。
基本的には、中学卒業以降の活動や成果だけど、重要なものはそれ以前も含められるよ!
志望理由書2000字以内で、志望理由・入学後の学習計画、自己アピールを書くよ。
熱い想いと確かな論理が欠かせない。何度も推敲して、密度の高いものにしよう!
自由記述A4サイズ2枚以内で、志望理由や入学後の学習計画、自己アピールをするよ。
志望理由書とセットで見られる重要な書類で、志望理由書を可視化したようなもの。
うまく画像やイラストも使いながら、インパクトと分かりやすさが求められる!
任意提出資料(添付書類)活動報告と関連して、中学卒業以降の様々な取り組みと成果(根拠や背景も含む)、
大学入学後の目標や構想実現に必要な意欲や能力などを示す資料。10点まで提出できるよ。

SFCの出願は、いわば自分のビジョンを軸にした「これまでの人生の総決算」ともいえるような書類作成が求められます。
したがって、活動報告、志望理由書、自由記述、任意提出資料は、夏休みまるまるそれにあてるくらい、時間も労力も必要です。また特に志望理由書は、すべての書類の軸となるため「SFCを受けよう!」「総合型選抜に挑戦してみよう!」と思ったら、なるべく早い段階から始めるといいでしょう。
とはいえ「実際、どんなものをつくればいいんだろ…」という想像がつかないところもあると思うので、まずは過去の合格者の資料を参考に見てみることをおすすめします!
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これらの上記の書類とは別に、郵送で提出するものもあります(入学志願票と調査書等です)。
また「日本数学オリンピック予選Aランク者」や「全国高校生マイプロジェクトアワード文部科学大臣賞」、「全国高校生ドイツ語スピーチコンテスト(第3部)最優秀賞受賞者」など、特定のコンテストなどで一定の成績を収めた人への「1次選考免除申請」という制度もあります。このあたりの詳細は、募集要項でご確認ください。

二次試験

二次試験は、個別面接(対面@湘南藤沢キャンパス)のみですが、難易度はトップクラスです。
面接時間が30分と長い上に、多様な専門性を持った3人の面接官から様々な角度で質問されます。想定の質問で収まることはほぼありません。だからこそ、自分自身や学習計画・将来設計について、提出書類からさらにアップデートやブラッシュアップをして、解像度を上げて準備することが非常に重要です。

とはいえ、過度に怖がる必要はありません。じっくりと向き合い、普段から考えていれば大丈夫です。最初に紹介した「SFCが求める人材」を意識しながら、準備していきましょう。

受験スケジュール

出願期間オンライン申請:2024年8月1日~9月2日 15:00締切
書類郵送:2024年9月2日~9月3日(消印有効)
一次合格発表2024年10月10日 11:00~@インターネット
二次試験総合政策学部:2024年10月19日/20日のいずれか
環境情報学部:2024年10月26日/27日のいずれか
二次試験合格発表2024年11月1日 11:00~@インターネット

出願のオンライン申請の期間が始まったら、オンライン出願システムにアクセスし、ログインIDを取得しておきましょう(お盆の時期はシステムが休止していることがあります!)。また、締切直前はアクセスが集中することが多いので、余裕をもって出願しておくと安心です。

最後に…

慶応義塾大学総合政策学部・環境情報学部のAO入試は、出願書類も多く、明確な将来設計・学習計画が欠かせません。何度も自問自答しながら、取り組んでいく必要があるため、一緒に伴走してくれる存在がいるか否かは大きな違いが生まれます。

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★参考ホームページ
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/examinations/ao-sfc/

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