総合型選抜って併願できるの?専願・併願の考え方を大公開

総合型選抜で受験を考えている高校生と会うと、よく誤解していることの1つに「総合型選抜は1校しか受験できない」というものがあります。
今回は、この専願・併願問題について解説していきます!

専願(入学確約)と併願ってなに?

受験校を考えていると、悩むポイントの1つとして複数の大学を受験するか否かがあります。「総合型選抜は1校しか受験できないんですよね」という話をよく耳にしますが、それは誤解です。
一般受験と同様に、複数の大学に受験しても合格する可能性が単調増加する(2校受けたら2倍になる、3校受けたら3倍になる)わけではないですが、むしろ複数の大学を受験することは合格する可能性を高めます。総合型選抜においても、併願は一般的な話なのです。

ここで、改めて専願と併願を確認しておきます。
専願:合格したら必ず入学することを前提に出願する。「入学確約」とも。
併願:同時に複数の大学に出願する。合格した大学の中から選べる。
(正確にいえば、この2つは対義語ではありません。「単願⇔併願」です)

総合型選抜は専願の出願が多いですが、大学や学部、受験方式によっては併願を認めている場合もありますので、募集要項をよく確認しておくことが重要です。

「専願=複数の大学は受けられない」ではない

「総合型選抜は1校しか受験できない」は誤解だと話しましたが、それは併願を認めている大学もあるからというだけではありません。仮に志望校が「専願」であったとしても、複数の大学を絶対に受けられないわけではないのです。

ポイントは専願の「合格したら入学する」です。
専願のA大学を受験して不合格だった際に、専願のB大学に出願することは問題ありませんし、複数の専願の大学に合格することがないようにスケジューリングをしっかりしていれば、複数の大学を受験することも可能です。

上記のように、合格発表や二次試験のタイミング次第では、専願の大学であっても、複数受験することができます。
(絶対に複数の専願の大学に合格することはないようにしましょう。専願で合格した後に辞退するにはそれ相応の理由が必要ですし、ほとんどの場合は個人の問題だけで済まされず、大学も高校も、またあなた自身も不利益が生じます。)

ちなみに余談ですが、複数の大学に出願する際に、調査書も複数必要になることが多いです。ただ、高校の先生が調査書をなかなか出してくれないってケースが時々あります。その背景としては、1)先生が総合型選抜の仕組みを誤解し、複数の大学を受験できないと思っている、2)スケジューリングを理解していなくて二重約束をしようとしていると思っている、場合が多いです。
したがって、先生にもよく説明して理解してもらったり、時間がかかる可能性を考慮して早めに頼んでおいたりすることが重要です。

複数の大学を受験することはリスクがないわけではない

複数の大学を受験することにはリスクも伴います。主なリスクは以下の2つです。

1)スケジュールがハードになる

総合型選抜は大学ごとにアドミッションポリシーや受験内容が異なるため、各大学ごとに準備・対策していくことが必要になります。もちろん、A大学で準備・対策したことがB大学の準備・対策に活かされないわけではないので、やることが2倍になるわけではありませんが、1.3-1.5倍くらいは増えます。
また二次試験は、実際に大学に赴くケースが多いため、受験する大学が遠い場合はその分移動も増えることになります。

2)受験費用がかかる

受験すれば受験料がかかりますし、二次試験などでは交通費や宿泊費がかかることも多いです。このあたりは、保護者の方の理解も得ながら進めていくことが大事です。

実際、どういうケースがあるの?

最後に、先輩の受験スケジュールの事例をいくつかご紹介します。
(必ず募集要項を確認してください。)

ケース1)法学系

最初に紹介するのは、法学系です。法曹を目指す子だけでなく、法的な視点から社会課題にアプローチしていきたいと考える子におすすめです。
慶應法学部のFIT入試をベースにし、そこで対策した法学の知識や感覚を活かしながら、関東圏の法学系に挑戦していきます。どの大学・学部も専願なので、例えば「上智法学部に行きたい!」と思う場合は、慶應法学部の受験は控えるなどの対応は必要です。

ケース2)分野横断系

続いて紹介するのは、分野横断系です。社会の課題解決のためには分野横断的な知識と感覚が必要だと考え、複数の分野にまたがって学ぶことができる大学・学部です。
出願時期の最も早い慶應SFC(総合政策・環境情報)の対策の中で整理した自分のことや探究テーマ、将来のビジョンをベースに、他大学も準備していきます。なお、大学・学部それぞれの特色がはっきりしているので、それに合わせた見せ方をすることも重要です。

ケース3)環境系

最後に紹介するのは、環境系です。気候変動や海洋汚染、生物多様性など、中高生の関心度も高いテーマも多いことが特徴です。
こちらも上記同様、出願時期の最も早い慶應SFC(環境情報)をベースにして準備していきます。早稲田の地域探究・貢献入試(旧・新思考入試)は、総合型選抜の中でも色の強い入試なので、計画的な準備が必須です。最後に紹介するのは、環境系です。気候変動や海洋汚染、生物多様性など、中高生の関心度も高いテーマも多いことが特徴です。
こちらも上記同様、出願時期の最も早い慶應SFC(環境情報)をベースにして準備していきます。早稲田の地域探究・貢献入試(旧・新思考入試)は、総合型選抜の中でも色の強い入試なので、計画的な準備が必須です。

今回ご紹介したのはあくまでも、参考例です。同じ法学系でも、別の大学を併願する場合もありますし、他の分野やテーマの併願ケースもあります。

総合型選抜の受験スケジュールを考えることは意外と難しい

総合型選抜で併願することは、合格の可能性を高める大事な要素です。行きたくない大学まで受験する必要はありませんが、行きたいと思える大学が複数あるなら併願を考えることをおすすめしています。
ただ、総合型選抜の受験スケジュールを考えることは、上記以外にも、受験可能な大学を調べたり、自分のキャパシティを考慮したりする必要があり、意外と難しいです。

ココラボでは、無料面談において受験スケジュールのこともご相談できます。
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